4月に文化庁が日本遺産に認定した今治、広島県尾道両市にまたがる「村上海賊の本拠地・芸予諸島」の活用を考える記念シンポジウムが23日午後1時半~4時、愛媛県今治市上浦町井口の村上三島記念館で開かれる。
 両市などでつくる村上海賊魅力発信推進協議会が主催、愛媛新聞社と中国新聞備後本社など共催。協議会長の山内譲松山大教授が海賊の役割や因島・能島・来島村上家の関係などについて基調講演する。続くシンポでは大三島出身の歴史アイドル美甘子(みかこ)さんをコーディネーターに、2014年本屋大賞を受賞した小説「村上海賊の娘」の著者和田竜氏らが海賊の魅力の情報発信の方策を探る。
 三島村上家当主と両市長の日本遺産活用に向けたトークショーもある。入場無料で申し込み不要。定員600人。問い合わせは同協議会(今治市教育委員会文化振興課内)=電話0898(36)1608。