新居浜工業高VYS部が「高円宮賞」県内初受賞
壊れた車いすを回収・修理し、韓国の福祉施設などに贈るボランティア活動を続けている愛媛県新居浜市の新居浜工業高校VYS部(伊藤和哉部長、10人)がこのほど、草の根で日韓交流に取り組む個人や団体をたたえる高円宮記念日韓交流基金の「高円宮賞」を県内で初めて受賞した。
東南アジア各国を支援しようと、創部の1999年に「空飛ぶ車いす」と名付けて活動を始めた。再生した車いすはこれまで約1700台に上る。中でも修学旅行先で結び付きの深い韓国には約420台を寄贈。部員が毎年訪韓して現地の大学生らと共同で修理活動や施設訪問を行っている。
基金は日本と韓国の友好に尽力した故高円宮憲仁親王を記念して設立。2014年度は両国計20団体の中から4団体を選び、12月10日に韓国文化院(東京)で高円宮妃久子さまがメダルなどを贈呈した。