愛媛県新居浜市坂井町2丁目の市総合文化施設・あかがねミュージアムが7日、オープンから4カ月弱で入館者10万人を達成、記念式典が開かれた。
 10万人目は新居浜市大生院の安部志琉ちゃん(2)。母有佳さん(34)と常設展示の太鼓台を見るため訪れた。記念品として同施設で使える年間パスポートや銅のしおりなどが贈られ、有佳さんは「美術展が開かれるたびに家族で見に来たい」とにっこり。指揮者のまねができるほど太鼓台が大好きで、施設を訪れるのは3回目という志琉ちゃんは「びっくりしたけど、うれしい」と照れた様子で語った。
 市教育委員会によると7月18日の開館後、初年度は月平均約1万人の入館を見込んでいたが、約2倍と予想を上回るペース。今月3日から始まった開館記念展「新居浜-日本 回想の新居浜美術1890-2015」(12月20日まで)も開展4日目の6日に入場者が千人を超えた。