新型インフルエンザの発生に備えた愛媛県と松山市の訓練が23日、市内であった。警察や消防を含む約50人が重症患者の救急搬送や、検体をパトカーで検査機関へ運ぶ対策訓練に初めて取り組んだ。
 高熱のため松山市の病院で受診した45歳の男性に新型インフルエンザの疑いがあると想定。患者を救急車で県立中央病院に搬送し、採取した検体を県立衛生環境研究所まで運ぶ流れを確認した。
 松山市保健所では、県と市の職員が病院や消防に連絡し患者の受け入れなどを要請。防護服姿の救急隊員が、患者役の男性を救急車に運び入れた。