「伊予源之丞保存会」による人形浄瑠璃芝居が13日、愛媛県松山市保免中2丁目の有料老人ホーム「いちえい保免」であり、入所者や家族、住民ら約50人が伝統芸能を楽しんだ。
敬老の日の祝いを兼ねて実施。会員8人が、太夫の語りや三味線、太鼓の音とともに盗賊となった母親が古里に残してきた娘と再会するが、泣く泣く別れる「傾城(けいせい)阿波の鳴門 巡礼歌の段」を披露した。
大漁や豊作などを願って演じられる「祝い大漁戎舞(えびすまい)」では、入所者らがえびす様の人形が大きな杯を傾けて豪快に酒を飲む姿に大喜び。舞を踊ったり大きなタイを釣り上げたりすると笑い声や拍手が起こった。