南海トラフ地震などによる液化石油ガス(LPG)施設での火災に備えた合同訓練が11日、愛媛県松山市大可賀3丁目のガス販売会社エナジー・ワンであり、社員や市西消防署員ら計約40人が通報や消火時の対応を確認した。
東日本大震災では千葉県の製油所でガス爆発が発生し大きな被害が出たのを受け、LPGを扱う同社が災害対応検証を目的に昨年に続いて開いた。
震度6の地震でLPG貯蔵タンク下の配管から出火したと想定。社員が通報後に散水装置でタンクの加熱を防ぎ、化学消防車で出動した耐熱服姿の市西消防署員がガス濃度を確認しながら放水した。