愛媛県立学校の教職員を対象にした防災士養成講座が11日、松山市で始まった。123人が受講し12日までの2日間、危機管理や避難所運営のノウハウなどを学び資格取得を目指す。
学校の防災力強化へ県教育委員会は2015年度、防災士の資格を持つ教職員を各校で2人養成。受講者は計12時間の講義や演習を受け資格試験に臨む。
愛媛大防災情報研究センター長の矢田部龍一教授は近年の風水害の特徴や地震の被害を講義。地球温暖化の影響によりゲリラ豪雨、大型台風が多発していると解説し「命を守るにはハザードマップの確認や地域の災害体験の調査、要援護者の支援といったソフト対策が必要」と強調した。