教科書採択 市民団体が今治市教委に質問状提出
2016年度から使用する中学校教科書が今夏に採択されるのを前に、市民団体「えひめ教科書裁判を支える会」は22日、採択のあり方などを問う公開質問状を愛媛県今治市教育委員会に提出した。31日までの回答を求めている。
質問状は教育委員の5人に宛てた。市教委が前回(11年)に育鵬社、前々回(09年)に扶桑社版の歴史、公民教科書を採択したのは、教員らでつくる教科用図書選定委員会の答申を無視して教育委員らの独断で行われたと指摘。教育委員の専門的知識の有無、前回採択は適切だったかなど委員ごとに19~36項目をただしている。
県内で前回、歴史、公民教科書に育鵬社版を採択したのは今治市のほか、県、四国中央市、上島町の各教委。