愛南町の中泊・外泊地区で江戸時代から伝わる芸能「祝唄」を地元の子どもらに伝える学習会が16日、中泊集会所であった。船越小学校(愛媛県愛南町船越)の3~6年生18人が、中泊・外泊地区祝唄保存会(吉田千恵吉会長、13人)のメンバーから、祝唄の一つ舟唄の歌詞や歴史について学んだ。
 保存会によると、舟唄は約200年前から、旧正月に漁師たちが歌っていたとされ、船の進水や家の新築、結婚式など地域の祝い事で歌われてきた。学習会は、地元の伝統文化を知ってもらおうと、船越小が開いた。
 この日、子どもたちが教わった舟唄は、「ヤアーンダ(とても)目出度いなー」との歌詞で始まり、3番まである。最後は「エーィヤー、エーィヤー、エイトーコー」と網にかかった魚を引き揚げる際の掛け声で締める。