5月3日の憲法記念日を前に、憲法改正を目指す運動団体「美しい日本の憲法をつくる愛媛県民の会」(加戸守行実行委員長)は28日、愛媛県松山市道後町2丁目のひめぎんホールで、ジャーナリスト桜井よしこさんの講演会を開き、約3000人が聞き入った。
 桜井さんは、ロシアのウクライナ侵攻や南シナ海で基地建設などを進める中国の軍事大国化に危機感を示し「世界は大きく変わり、国際法より軍事力で奪う蛮行が可能になった」と説明。「平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼して」という憲法前文に触れ「国民を守る大事な役割を担う政府に何もするなということ」と改憲の必要性を力説した。