古くなった人形に感謝し別れを告げる「人形供養」が10日、愛媛県松山市久万ノ台の成願寺(谷川龍玄住職)であり、県内から集まった約3万体に、持ち主ら約30人が思い出を胸に手を合わせた。
 日本人形協会愛媛支部が毎年6月10日を「人形供養の日」と定めて法要を営んでおり34回目。
 法要では、県内の僧侶でつくる「心響会」が奉納太鼓を披露。谷川住職らが経を唱える中、参列者は護摩の炎にひな人形や動物の縫いぐるみなどを入れて静かに祈った。