学校統廃合が進む愛媛県内で公立小中学校(国立、県立一貫校除く)の数はこの4月、「平成の大合併」が始まる直前の2002年度と比べて105校、2割減となる。愛媛新聞が20市町の教育委員会にアンケートした。少子化で02~14年度に児童は1万4000人以上減。合併18市町のうち11市町は学校の存立、統廃合と合併に関連があったと捉えていた。
 学校の減少は、合併で周辺部となった島しょ部や半島、南予全域で目立った。通学区域の広域化に伴い、南予の全9市町を含む16市町はスクールバスを導入している。
 県内では今春、統廃合で17校(小13、中4)が減少。学校数(分校含む、休校除く)は小学288、中学130の計418校となり、02年度比でそれぞれ22.6%減、13.9%減となる。