17日朝の愛媛県内は、海上や沿岸部を中心にベールのような濃い霧に覆われ、陸海空の交通が乱れた。松山地方気象台によると、15日の雨に加えて16日は雲が低く垂れ込め、湿度の高い状態が続く中で気温が下がったため発生したとみられる。
 松山空港では、霧の影響で東京や大阪、福岡発着の計9便が欠航し、1便が約1時間20分遅れた。三崎―佐賀関の国道九四フェリーは午前中の往復5便、宇和島市の盛運汽船は高速船2便を欠航。今治港と芸予諸島などを結ぶフェリーと快速船計30便が欠航した。
 JR四国は瀬戸大橋線や予讃線などで始発から計25本が運休・部分運休、129本が最大80分遅れ、約7千人に影響があった。
 松山自動車道三島川之江インターチェンジ(IC)-大野原IC間と高知自動車道川之江ジャンクション(JCT)-川之江東JCT間が上下線とも約5時間通行止めになった。