2017年の愛媛国体でのご来県が予定される皇族の警備などを担う県警警衛対策課の発足式が2日、県警本部であり、西村幸司課長が「国体警備は県警の重要課題の一つ。一致団結して任務を全うする」と決意を述べた。
 同課によると、国体や全国障害者スポーツ大会には、天皇皇后両陛下や皇太子ご夫妻ら多くの皇族の来県が見込まれる。県警は14年に警備課に警衛対策室(5人)を設置しており、自治体との協議や交通対策などが本格化することから1日付で警備、交通部門の経験者を中心に15人態勢の課に格上げした。
 伊藤昇一本部長は「事前準備が警備成功の鍵。時間的余裕はないと自覚し、計画的な業務推進に努めてほしい」と訓示。西村課長は「皇族の警備はもちろんだが、県民に安心して歓送迎をしてもらえるよう万全を期したい」と話した。