愛媛の陶芸展 最優秀に長戸さんと山本さん
第34回愛媛の陶芸展(愛媛陶芸協会、愛媛新聞社主催)の作品審査が14日、愛媛県砥部町大南の同町商工会館であった。最優秀の愛媛陶芸協会賞に長戸純子さん(52)=陶彩窯、同町五本松=の「和紙染艶消椿文鉢」、同じく最優秀の愛媛新聞社賞に山本和哉さん(33)=和将窯、松前町北川原=の「エチュードフィッシュストーリー」が選ばれた。
「工芸作品」と「生活陶磁器」の2部門に、同協会員43人が工芸作品77点、生活陶磁器59点の計136点を出品した。「工芸作品」は九谷焼作家で人間国宝の吉田美統さん(82)=石川県小松市=と、大阪市立東洋陶磁美術館名誉館長の伊藤郁太郎さん(82)=奈良市=が審査し最優秀2点、優秀2点、奨励4点を選出。「生活陶磁器」は、県美術館の稲田哲也学芸課長ら3人の審査員が優秀1点、奨励3点を選んだ。