「10円プール」の愛称で市民に親しまれている愛媛県新居浜市東雲町1丁目の市営東雲市民プールが20日、今夏の営業を始めた。初日は恒例の入場無料デー。近くの小学生や親子連れら約550人が「待ってました!」とばかりに詰め掛け、梅雨の晴れ間を満喫した。
 市教育委員会によると、1972年のプール営業開始以降、4歳から中学3年生までの入場料10円の設定は変えておらず、県内で最も安い市営プール。高校生以上は60円。
 流水プールや50メートルプール、高さ約20メートルのウオータースライダー、深さ20~60センチの幼児用などがあり、充実した施設が特徴だ。
 20日は曇りで、日中の気温は22~28度と泳ぐには少し肌寒かったが、訪れた小学生らは元気いっぱい。水を掛け合ったり、水中に潜ったりして大はしゃぎしていた。