愛媛県教育委員会の県立高校再編整備計画で2015年度から生徒募集停止の検討対象となっている弓削高校(上島町弓削明神、57人)で19日、振興対策協議会があり、町や教育関係者、PTAら約20人が入学者確保に向けた取り組みについて話し合った。
 生徒数減少のため、07年度から再編整備計画で「分校的扱い」となった同校の15年度入学者数は15人。分校の募集停止基準は、入学者数30人以下(弓削は通学環境を考慮し特例で20人未満)と計画で定めている。
 会議では、事務局が本年度の町内3中学校からの進学者の割合は36.7%で、地元中学生向けの広報誌を配布していることなどを報告した。
 委員からは、保護者へのアピールや町外からの入学者増の取り組み強化を求める意見が出た。入学者への支援金を求める声もあり、上村町長は「制度をよく調べ、議会の理解も得ながら検討したい」と述べた。