愛媛県松山市は31日、8月17日に広島市を訪問し、平和学習を通じて現地の中学生と交流する「平和こども大使」に、高浜中学校の2、3年生5人を任命した。
同校は平和を題材にした劇の発表や戦争体験者を招いた学習会を開いており、市の戦後70年平和記念事業の一環で派遣。現地では、広島平和記念資料館の見学や被爆者の体験談を聞いて原爆被害を学び、中学生と意見交換する。
31日は市役所で任命式があり、西泉彰雄副市長が「現地でしっかり勉強し、同級生や松山市民に伝えてください」と述べ、任命書を手渡した。生徒らは「現地の思いや考え方を聞きたい」「平和への理解を深める」などと意気込みを語った。