老朽化などにより建て替えを進めている市立八幡浜総合病院(愛媛県八幡浜市大平)の第1期工事が完了し、7日に新施設の運用を始めた。
 新しく整備したのは鉄筋6階建ての本館のうち、救急部門や手術室、入院患者の病室など。免震構造で、津波対策として電気室などを最上階に置いて災害対応機能を強化した。
 工事は従来の病棟をを取り壊しながら2013年に着工した。今後は外来患者の診察室整備などの第2期工事に取りかかるとともに、旧施設の解体工事を進める。16年11月の完成を予定しており、総建設事業費は約58億8千万円。