阪神大震災から20年の17日、愛媛県西条市は、南海トラフ巨大地震を想定した市内全域での一斉避難訓練を初めて行い、市民約2万7千人が避難場所への道順を再確認するなど防災意識を高めた。
訓練は、市内で震度6強の揺れを観測したと想定。発生時間の午前9時5分に携帯電話に地震発生を知らせるエリアメールが届くと、市内に消防用サイレンが鳴り響いた。
同市大町の市民公園には周辺の住民が集まり、朝日町東自治会では99世帯中31世帯65人が避難。自治会の代表らが集まった住民の氏名や人数を確認し、「自治会に入ってない場合はどうするか」「市民公園も広いので詳細に場所を決めよう」と課題を話し合った。