宇和島藩開藩400年を記念した闘牛大会が25日、愛媛県宇和島市和霊町の市営闘牛場であった。沖縄や島根から参戦した県外の牛6頭と地元宇和島の牛など計20頭が、荒々しく角を突き合わせる大迫力の取組を披露し、会場を沸かせた。
伊達400年祭実行委員会と宇和島市観光協会が主催。宇和島と他県の対抗戦など10の取組を展開した。
立ち見を含む約1500人の観客は、ゴツゴツと音を立てて角を激しくぶつけ合う熱戦や、牛の背をたたきながら鼓舞する勢子(せこ)の勢いにくぎ付け。両頭が角の攻撃で耳や額から流血しながらも、果敢に相手に向かっていく姿勢に、会場からは拍手や歓声が起こっていた。