愛媛県仏教会と全日本仏教会(全日仏)は8日、10月30、31の両日に松山市で開く第43回全日本仏教徒会議愛媛大会の概要を発表した。「浄心の道―巡礼」をテーマに、同市出身の作家天童荒太さんらの講演や、四国遍路など世界の巡礼についてのシンポジウムがある。
 大会は仏教への理解や関心を広げようと1953年にスタート。県内で開かれるのは初めて。シンポジウムは聖カタリナ大のホビノ・サンミゲル学長(スペイン出身)や歩き遍路の経験があるプロ卓球選手四元奈生美さんら4氏が登壇。空海研究の権威で全日仏会長の加藤精一・真言宗豊山派管長や俳優で画家の片岡鶴太郎さんも講演する。
 会場は松山市道後町2丁目のひめぎんホール。参加無料。県内約600カ所の寺院などで配布している申込用紙に必要事項を記入しファクスで申し込む。問い合わせは実行委員会事務局=電話089(979)0069。