17日に川崎市で発生した簡易宿泊所火災を受け、愛媛県の松山市消防局などは21日、市内にある類似施設の特別査察を始めた。31日まで。
 局によると、査察対象は市内212の全宿泊施設のうち、耐火構造などでない25施設。局と市建築指導課、生活衛生課が合同で、火気管理や消防設備の設置状況を調べる。
 21日は消防職員ら5人が松山市三津1丁目の旅館を立ち入り調査。調理場の火の元周辺や客室の消火器の点検状況を調べ、旅館関係者から避難経路などを聞き取った。指摘事項はなかった。