山本警部補が長官賞 踏切の高齢者を間一髪救出 西条署地域課
列車が接近する中、踏切で動けなくなった高齢女性を救出したとして、愛媛県警西条署地域課の警部補山本浩丈さん(51)が14日、警察庁長官賞を受賞した。県警地域課によると、個別案件での個人の受賞は、県警では平成になって3人目。山本さんは「賞に恥じぬよう市民のために頑張りたい」と気を引き締めている。
地域課などによると、10月16日午後3時20分ごろ、西条市大町の交差点で西条まつりに伴う車両の通行止め規制をしていた山本さんは、25メートルほど離れた踏切内で動けなくなった高齢女性を発見した。既に遮断機が下りていたが、大学時代に国体に出場した健脚を生かして駆けつけ、女性を背負って救出。直後に特急列車が通過した。