4日は立春。暦の上では春が始まり、徐々に寒さが緩んでくるとされる。
 季節の節目となるこの日、愛媛県内の多くの公立中学校でも2年生が将来を考えて志を立てる少年式に臨み、大人への節目を迎える。少年式は1964年、立春式として松山市の2校で初めて開催。その後県内に広がり、春を告げる行事となっている。
 松山市木屋町3丁目の和菓子店「林仙堂」では3日、一足早くこの日に少年式を行う市内の中学校に紅白まんじゅうを納めるため、早朝から作業に追われた。たっぷりの小豆あんをリズムよく生地で包み、蒸し器へ。子どもの頬のようにふわふわのまんじゅうが蒸し上がると、「祝」の字の焼き印を押して出来上がり。