日本郵便四国支社は、絵手紙の創始者とされる愛媛県松山市出身の小池邦夫さん(73)の創作55周年を記念し、作品をモチーフにしたオリジナルフレーム切手を製作。12日、松山市道後湯之町の旅館ふなやで贈呈式があり、小池さんは「絵手紙という小さなものが広がった結果で万感の思い」と感謝していた。
 切手は絵手紙愛好家の要望などを受けて実現。52円切手10枚一組で、シート上部の余白部分には、小池さんが道後温泉本館を描き「すべての人があたたまる。こんな仕事をやれぬものだろうか。探してみよう」などの言葉を添えた。切手部分は約35年前に描いた10作品のデザインをあしらった。県内の郵便局で1シート930円、計1000シートを昨年12月から発売している。