「昭和の日」の29日、昔風の店や看板が並ぶ愛媛県大洲市大洲の「ポコペン横丁」に、昭和を再現した「保湖辺小学校」が開校した。年に1度現れる青空小学校で、県内各地の児童62人がタイムスリップ気分で授業を楽しんだ。
 保湖辺小は、廃校になった学校から昔の机や器具、学習帳を集めて用意。足でペダルを踏み演奏するオルガンなど、今の教室にはない備品もある。
 そのオルガンを、大洲市平野小の松井留美先生(56)がブオッブオッと鮮やかに演奏し「朝の会」。ラジオ体操をはさみ、留美先生の夫で大洲南中学校長の松井康之先生(58)が紙飛行機を作る理科の授業を行った。