宇和島藩祖秀宗の軌跡 伊達博で400年祭特別展
3月29日に開幕する「宇和島伊達400年祭」を記念した市立伊達博物館春期特別展が28日、愛媛県宇和島市御殿町の同館で始まる。宇和島伊達文化保存会の所蔵品を中心に66点を展示。宇和島藩誕生の物語や、大名家の華やかな雛(ひな)まつりの様子を伝える。4月5日まで。
タイトルは「秀宗入部400年-宇和島伊達家のはじまりと大名家の雛まつり-」。宇和島藩祖伊達秀宗にスポットを当て、父伊達政宗の手紙や書状などを基に、幼少期から宇和島入部までの軌跡や文人としての一面を紹介する。春の恒例となっている雛調度品などの展示には、加賀前田家や同家伝来の鍋島家、仙台伊達家ゆかりの品々が並ぶ。
同館では11月までの400年祭期間中、夏には和霊神社の祭神・山家清兵衛を取り上げ、秋には歴史姉妹都市締結40周年を記念し宇和島、仙台両市のつながりをテーマに、それぞれ特別展を開催する。