愛媛県教育委員会は5日、宇和島水産高校(宇和島市)が文部科学省の「スーパー・プロフェッショナル・ハイスクール(SPH)」の指定校に選ばれたと発表した。県や地元企業と連携した水産加工品の開発・販売、6次産業化などに取り組み、地域の強みを生かす人材の育成を目指す。
 SPHは社会の第一線で活躍できる専門的職業人の育成を目的に、先進的な取り組みを行う高校を文科省が指定。県内は昨年度の今治工業高に続く2校目。
 宇和島水産高は2017年度から3年間研究に取り組む。県のえひめ営業本部や地元水産加工業者と連携を強化し、製品開発や海外輸出に向けたノウハウの確保、6次産業化のモデル構築などを図る。初年度は国からの事業費約800万円を見込む。