愛媛県宇和島市は9日、伊予銀行、愛媛銀行、宇和島信用金庫、JAえひめ南の4機関と、健康づくり推進に向けた連携・協力に関する協定を結んだ。地域金融機関と協力して地域の健康づくりを進めるもので、同様の協定締結は県内初という。
 市は、健康寿命の延伸などを目的に「健康づくり推進計画」を策定。医療機関や医師会と連携し、健康相談や食育推進の施策を実施している。高齢化が進み医療費も年々増加する中、取り組みを充実させるため「地域経済の持続的な発展に向けた連携・協力協定」を結んでいる4機関に協力を呼び掛けた。
 特定健診などの受診率向上や、市内の事業所などによる医療、福祉分野をテーマとした商品開発支援など5項目で協力する。各機関が連携事業担当者を配置して積極的に事業展開し、全体会議を定期的に開き情報の共有と蓄積を図る。