宇和島のタイ、冷食で手軽に ネット通販開始
農機具など機械販売の曽我部商店(山本高義社長、愛媛県宇和島市丸之内5丁目)はこのほど、インターネット商店街「楽天市場」で、宇和島産のタイを使った冷凍食品の販売を始めた。離れて暮らすわが子の食生活を心配した山本友子店長(50)が企画。「すぐ食べられる栄養たっぷりの食品。優しい宇和島の味を感じてほしい」とPRしている。
冷凍食品販売のきっかけは15年9月。県外で1人暮らしをしている大学生の息子と娘のため、友子さんが「栄養価が高く、簡単に作れる地元の総菜を食べてほしい」とインターネットで調べた。しかし適した商品が見当たらず、自ら企画することを決めた。
友子さんの名前からネーミングした「母の味・ともごはん」は、地元産の野菜をふんだんに使用。タイの切り身を麦みそ味やトマト味など和洋4種類に調理し、冷凍パックにした。遊子漁協からタイを仕入れ、市内の飲食業コバヤの協力を得た。各パックとも1個150グラムで450円。
ブリの商品も考案中で、友子さんは「火を使わないので高齢者でも安心。地域や世代を問わず、多くの人にふるさとの味を味わってほしい」と話している。