子規と漱石友情描く 坊っちゃん劇場次作発表
坊っちゃん劇場(愛媛県東温市見奈良)の次作ミュージカル「『52デイズ』~愚陀佛庵、二人の文豪」の制作発表が19日、松山市道後公園の市立子規記念博物館であった。2017年の正岡子規と夏目漱石生誕150年を記念し、2人がともに過ごした愚陀仏庵での52日間を「友情」「命」「恋」をテーマに描く。来年1月28日から約1年間の上映を予定している。
現在上演中の「お遍路さんどうぞ」に続く同劇場第11作。脚本と演出は今回初めて、宝塚歌劇団理事で演出家の石田昌也さんに依頼した。
石田さんは「思いっきり地味な2人をどう華やかに見せるかテクニックが必要」と、関西出身者らしいユーモアを交えて作品づくりについて説明。「平成と明治の世を行ったり来たりしながらも、史実を極端にねじ曲げない娯楽作品にして、皆さんに楽しんでもらいたい」と意気込みを語った。