近年、20~30代の女性に増えている子宮頸(けい)がんの早期発見につなげようと、愛媛県の松山市保健所(同市萱町6丁目)は本年度から、1歳6カ月児健診に合わせて母親を対象の子宮頸がん検診も受けられるようにした。
 子宮頸がんは早期に発見すれば治る確率が高いが、市の2013年度の検診受診率は全体で14.9%、20~30代でも24.9%にとどまる。13年度の受診率が89.1%と高い1歳6カ月健診に合わせることで、20~30代の母親世代の受診を増やすのが狙い。
 検診は、市保健所とはなみずきセンター(同市古川北3丁目)で行う1歳6カ月健診時に受診できる。20歳以上の母親らが対象で、費用は800円。所要時間は約5分で、受診時は託児ルームに子どもを預けることができる。