乳幼児の保護者が女性消防団員から心肺蘇生法や応急処置を学ぶ救急サロンが7日、愛媛県松山市北条の聖カタリナ大にある「子育て支援ひろば『ぽけっと』」であり、母親9人が知識を深めた。
 ひろばでは、月1回程度、子育て世代の親が学ぶ講習会を実施しており、救急サロンは2014年に続いて2回目。赤ちゃんの人形を用いて、心肺蘇生法や誤飲した際の対応を実践した。
 消防団員が、子どもの異変に気付いたらまず119番をすることを伝え、「(心臓マッサージは)胸骨が折れても、心臓の動きを最優先し、体の三分の一程度の深さまで押して」などと助言。参加者は、胸に指を2本当てて圧迫し、押す場所や力加減を確認していた。自動体外式除細動器(AED)の使い方や三角巾を使った救急法の説明もあり、熱心に聞き入った。