女子相撲3大会 水沼さん(津島高)全国準V
小学生、中学生、一般に分かれて日本一を競う女子相撲の全国大会が18日、愛媛県西予市野村町野村の乙亥会館であった。「乙亥大相撲」に象徴される有名な相撲どころで、女性力士が力強い取組を展開。県勢では第20回全日本女子相撲選手権の中量級(65キロ以上80キロ未満)で、津島高校(宇和島市)1年の水沼ひかるさん(16)が準優勝した。
大会は、同選手権と第12回全日本中学生女子相撲、第18回全日本小学生女子相撲。県内では2011年の同会館での開催以来、4年ぶりとなった。
2年後の愛媛国体の会場として機運を高める今大会には、全国31都道府県から3大会に計180人、県内からは計19人が出場。学年や階級に分かれた個人戦と選手権の団体戦で力と技術を競った。
県勢は小学生大会で4人が3位に入賞。11年大会に続き、県内最高成績の2位に輝いた水沼さんは「相撲部の仲間や家族ら地元の声援が聞こえ、感謝の気持ちしかない。まだまだ自分には足りないところが多く、この冬に体力アップしたい」と意欲を燃やした。
競技歴半年ながら、地元選手として3位に入った野村小6年の宇都宮愛乃さん(12)=50キロ以上60キロ未満級=は「悔しいところもあるけど、納得いく相撲ができた」と表情を緩めた。