愛媛県四国中央市土居町野田の水田で、近くの農業河村俊文さん(72)と妻のキミヨさん(68)が丹精しているコスモスが、見頃を迎えている。ケイトウやヒマワリも咲き、華やかな花の競演が訪れた人を楽しませている。
 所有する約30アールの水田でコスモスを育てる河村さん夫婦。17年目の今年は早場米を刈り取った後の8月末に種をまき、10月中旬からピンクや白、紫の花が次々に咲き始めた。3年前からは隣接する休耕田約40アールを借り、ケイトウやヒマワリも育てている。
 21日は長津保育園(土居町津根)の園児約50人が訪れ、そよ風で揺れる色とりどりの花に歓声を上げながら、元気よくあぜ道を走り回っていた。俊文さんは「自分も楽しんで育てている。たくさんの人に和んでもらいたい」と話していた。
 コスモスは10月末まで開花が続く見込み。ヒマワリは半分ほど終わっており、26日ごろまで。ケイトウは11月に入ってからも楽しめそう。