愛媛県大洲市戒川にある樫谷棚田で31日、地元保存会や外部からの「お手伝い隊」らによる田植えがあった。今年は大洲農業高校生産科学科の2、3年生も参加。稲作実習として約7アールの田でコメを育て、11月に石川県で開かれる「全国農業高校お米甲子園」に出品する。
 「お米甲子園」は全国の農業高生が実習で育てたコメの出来栄えを競う大会。大洲農高は3年連続で入賞しており、今年は棚田保存と兼ねて樫谷棚田に実習の場を移した。8月末から順次、収穫作業を行う予定。
 31日は、大洲農高生12人が田植え。霧がかかり「天空の棚田」の風情が包む中、水田に顔を映しながら手際よく苗を植え付けた。