大規模災害に備え訓練 県内全14消防合同
大規模災害時の円滑な支援活動につなげようと、緊急消防援助隊の合同訓練が28日、愛媛県松山市三津3丁目の市西消防署であり、県内の全14消防本部から隊員ら約50人が参加。活動時に使用する車両や大型エアテントなど資機材の取り扱いを確認した。
県消防長会が県内で初めて開催。消防庁から配備を受けている燃料補給車や拠点機能形成車など5台が集まり、各本部の隊員が車両の注意点などを説明した。約25人が寝泊まりできる大型エアテントの設営訓練では、約10人の隊員が重さ約230キロのテントを設置場所に運搬。風向きに注意して広げ、ポンプから空気を送り約5分で完成させた。
このほか、燃料補給車からの給油訓練や非常食の試食もあった。宇和島地区広域事務組合消防本部の浅野純一消防副士長は「参加者で共通認識を持って取り組めた」と振り返った。