大王製紙 売上高4.8%増 アジアで紙おむつ好調
大王製紙(愛媛県四国中央市、佐光正義社長)が10日発表した2014年4~12月期連結決算は、板紙の値上げに加え、紙おむつの販売が好調で売上高は増加、経常利益、純利益とも大幅に増えて増収増益となった。
売上高は3320億9700万円(前年同期比4・8%増)。印刷用紙は消費税増税の影響でチラシなどの需要が落ち込み販売数量は前年同期を下回ったが、前期に実施した値上げや、高付加価値製品の販売強化など品種構成の改善が奏功し、販売額は堅調だった。
板紙・段ボールは、販売数量は前年同期並みだったが、販売額は板紙の原紙値上げで増えた。紙おむつはアジア市場でベビー用が好調、国内は新商品の販売拡大でベビー用・大人用ともに伸びた。