愛媛県内11市の市議でつくる県市議会観光振興議員連盟の広域観光推進研修会が22日、大洲市東大洲であり、同市観光まちづくり課の武田康秀課長が、歴史と景観を生かした大洲のまちづくりについて講演した。
 武田課長は、臥龍山荘や大洲城などの観光施設や古い町並みが残る市中心部の肱南地域について「昭和50年代以降、急速に力を落としたが、まさに残すべき大洲のアイデンティティー」と紹介。景観維持に向け古民家再生に取り組む事例などを挙げた。一方、耐震性に問題のある家もあり、安全と保全の両立が課題と語った。