愛媛県八幡浜市保内町川之石の川之石高校と隣接する川之石保育所が24日、合同で防災訓練を行った。南海トラフ巨大地震の発生で大津波警報が発令されたと想定し、生徒や園児ら約450人が高校東側にある海抜27メートルの果樹園農道まで避難した。
合同訓練は東日本大震災発生以降実施しており、4回目。午前11時52分、地震発生を知らせるサイレンや校内放送が流れると、高校生は一斉に校舎から走り出し、避難場所になっている農道を目指した。
保育所からは0~5歳児53人が保育士らとともに避難。途中、園児を見つけた高校生は手をつないだり、抱きかかえたりして、一緒に坂道を駆け上っていた。