大型陸ガメ来園2世誕生に期待 とべ動物園
インド洋のセーシェル諸島などに生息する大型陸ガメ「アルダブラゾウガメ」の雌(推定年齢16歳以上)が13日、東京のサンシャイン水族館から繁殖のため、愛媛県立とべ動物園(砥部町上原町)にやってきた。園は、ペアの雌を数年前に亡くした雄の「ガメスケ」(70歳)との2世誕生を期待している。
新顔の雌は甲長70センチ、体重75キロ。ワシントン条約の国際取引規制対象種で、1999年10月に関西空港で密輸されているところを摘発され、同水族館が保護していた。
13日は、飼育員らが数人がかりでゾウガメの移動用おりをトラックからスネークハウス内へと運んだ。担当飼育員の永峰令子さん(46)によると、検疫で異常がなければ14日にもガメスケと一緒に放す予定。