肱川漁協による肱川への稚アユ放流が20日、愛媛県大洲市柚木の如法寺河原で始まり、近くの肱南保育所の園児19人が「大きくなってね」と声を合わせ、送り出した。
 今年放流予定の稚アユは、鳥取県米子市の日野川水系漁協から来た約31万8000匹。肱川本流と支流で5月中旬まで7回に分けて放つ。7、8センチの稚アユは、アユ漁が解禁される6月には20センチ近くの成魚となる。
 園児はバケツを傾け「元気でね」。アユは雨の水紋を縫い、すいすいと泳いでいった。