新興俳句運動の旗手として知られる愛媛県八幡浜市出身の俳人富沢赤黄男(1902~62年)の功績をたたえる俳句大会が6日、同市保内町宮内の市文化会館であった。7日の赤黄男の命日を前に、市民らが句作や優秀作品の表彰を通じて偉人をしのんだ。
 八幡浜俳句協会と市教育委員会が主催し31回目。事前応募と当日応募に多彩な世界観が表現された計3226句が集まった。
 事前応募の小中学生部門では、夏休みに九州に行った思い出を詠んだ小学5年の女子児童(10)の「きらきらと光のシャワーぶどうがり」が最優秀に選ばれた。