夏の華、港町照らす 今治おんまく
愛媛県今治市の夏の夜を鮮やかに彩る「第19回おんまく花火」(今治市民のまつり振興会主催)が7日、今治港であり、うだる暑さを吹き飛ばし次々に打ち上がる大輪に約21万人(主催者発表)の観客が酔いしれた。
今年のテーマは「わくわく」。15号玉や尺玉100連発など胸躍る演出で、来年の20回目に向けて例年の約9000発を上回る1万1発が夜空を染めた。
同市恵美須町2丁目の岸壁では、浴衣姿の家族連れらが間近で咲く迫力満点の花火に「きれい」「大きい」などと歓声を上げていた。7月30日にグランドオープンしたみなと交流センター「はーばりー」も、盆明けに取り壊しが始まる今治港港湾ビルと並んで美しく照らし出され、市民らは最初で最後の光景に見入っていた。