坊っちゃん像修復、破損しにくい形に 松山
2度にわたり指が折れる被害に遭った愛媛県の松山市総合コミュニティセンター(湊町7丁目)芝生広場にある陶器の坊っちゃん像の右手が1日までに、破損しにくいデザインで修復された。
像を管理する市文化・スポーツ振興財団によると、ハンカチの上に野球ボールを載せた意匠。従来は5指を広げていたが、6月上旬に人さし指が、2015年6月にも指3本が破損しており、強度のある形にするとともに市内の坊っちゃん、マドンナ両スタジアムにちなみ野球の要素が盛り込まれた。先月30日に作者が無償で直した。
財団は「左手に本、右手に野球ボールを持った『文武両道』の姿は文化とスポーツの拠点であるセンターにぴったり。皆さんに見てもらい大切にしてほしい」としている。