子どもたちに海を身近に感じてもらい、自然や環境への関心を高めてもらおうと、愛媛県宇和島市石応の堂崎海岸で23日、地引網体験があった。地元の小学生や保護者ら約120人が参加し、終盤を迎えた夏休みの一日を楽しんだ。
 宇和島漁業協同組合(宇和島漁協)の若手漁業者が地域に貢献しようと初めて催し、地元の石応、小池、九島地区の住民らを招待した。
 参加者は海岸を清掃した後、事前に海に放たれていた網を力を合わせて引っ張った。砂浜近くまで引き寄せ、タイやシマアジの姿が見えると「おったおった」「大漁や」と子どもたちは大喜び。ピチピチと跳ね回る魚を次々と捕まえ、氷締め用のボックスに運んでいた。