愛媛県内で地域医療に携わる市町の医療機関や行政関係者らが意見交換する第4回「地域医療再生セミナー」が1日、東温市志津川の愛媛大医学部であり、137人が活動報告や講演、討論を通じ、現状や課題を共有した。
 四国中央市の病院に勤務して宇摩圏域で診療・研究を続ける間島直彦准教授(地域医療再生学)は、高齢者に多い骨脆弱(ぜいじゃく)性骨折に着目。退院後の再骨折防止を目的とした急性期病院での骨粗しょう症評価やパンフレット作成などの取り組みを示し、圏内医療機関の連携を密にした循環型の治療が重要と指摘した。
 八幡浜・大洲圏域の本田和男教授(地域救急医療学)は、八西地区と大洲・喜多地区合同での部分的広域輪番体制を紹介した。