災害への地域力強化を目指した愛媛県松山市高浜地区の総合防災イベントが18日、同市梅津寺町の高浜小、中学校を会場に行われた。地元住民ら約830人が、訓練やパネルディスカッションなどを通じ防災意識を高めた。
 高浜地区自主防災連合会(蔭原政徳会長)を中心に、小、中学校、愛媛大、市が連携して実施。消防署員や生徒代表らによるパネルディスカッションでは、「自然災害は恐ろしいが、向き合うことが大切」「自分の身は自分で守る力をつけてほしい」など意見が出された。高浜中の3年生(15)は、「家族と話し合い、災害時にばらばらにならないようにしたい」と話していた。