新居浜南高校(愛媛県新居浜市篠場町)のユネスコ部の活動を紹介するロビー展が、新居浜市中須賀町1丁目の東予信用金庫本店で30日まで開かれており、別子銅山の観光ボランティアなどに取り組んできた16年間の軌跡をパネルで紹介している。
 ユネスコ部の前身・情報科学部が1999年、かつての別子銅山で働いていた人たちが高齢化し、産業遺産としての認識が地域から薄れていくことに危機感を覚え、情報発信に乗り出したのが始まり。観光ガイドやホームページ作成のほか、県内外のフォーラムやシンポジウムでの発表などを通して別子銅山の歴史を伝えている。
 ロビー展はユネスコ部の活動を応援しようと、東予信金が初めて企画。来店客が待ち時間に楽しめるよう、窓口を囲むようにパネルやパンフレットを置いた。
 7月1~31日には同市喜光地町1丁目の泉川支店で展示する。